「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます

あ ら す じ 

ラルト国ユカライネン侯爵家の令嬢エルサは負債だらけの没落貴族。

そんな彼女に突然縁談の話が!

お相手は第一王子の側近で宰相補佐官であるユリウス・ロイアス。

公共建築物の修繕や、災害復興など支援してくれるのは嬉しいけれど裏がありそう?

不安を抱えながらも家族の為に正式に縁談を受け入れるエルサ。

式が終わり、邸宅に戻るとユリウスは冷たく告げた

「きみを愛するつもりは一切ない」

利害が合った者同士の結婚、彼はそう言うけど親しくしていきたいと

出された条件をこなしながら自分が出来る事を日々頑張るエルサだけど___?

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登 場 人 物

エルサ・ユカライネン

 主人公。悪政をしいて国民を疲弊させ、隣国ラルト国へ攻め込んだが返り討ちにあい、一族からラルト国王に王女を献上しその子供が初代ユカライネン侯爵となった為、血筋としては元王族と高貴であるが土地や財産など権力に繋がるものは剥奪されているので負債だらけの没落貴族。

 畑仕事で自給自足はもちろん、作れる物はなんでも工夫して自分で手作りし、リメイクした作業着を配ったりしていた。結婚を快諾したのも、領地の改善や家族への支援など好待遇な条件があった為「愛する人たちが幸せになれるなら」と考えての事。素直で家族思い、疑う事を知らない天然な19歳。

ユリウス・ロイアス

 ロイアス公爵家の長男で第一王子の側近で宰相補佐官の23歳。エルサと結婚したのは第一王子の一声があったからであり本人は結婚に対しては否定的。両親が喧嘩が多かった事もあり家庭というものに対しての印象が良くなかった。エルサと結婚してからは彼女の働きかけで少しずつふれあう時間が増え、家族のイメージが変化している模様。

 学生時代から「笑わない」と有名だった。しかし、エルサを妻に迎えてから彼女に微笑みかける場面も増えており、明らかに心を開いているのが周囲にも分かる程になった。あまり周りの人間に目が向かないようで、同級生の名前も覚えていなかったりした。優秀な人物ではあるがやや隙がなく、以前は仕事の為なら女性と絡む事も気にならなかったが、妻が出来た事により他の女性と絡む事に嫌悪感を見せるように。これまでは放っておいても女性の方から寄って来たので気にしていなかったが、異性として意識しているそぶりのないエルサに対してどのようにエスコートすべきか時折悩んでいる。

セラフィーナ・パルニラ

 パルニラ伯爵家の長女。美しい容姿を持ち、エルサも「美人!」と思う程。ユリウスの事を慕っており、エルサを牽制しようとユリウスとの親しげなエピソードを伝えてくるが彼女には嫌味が伝わらず全て空振りに終わる。自分の容姿にかなり自信があるらしく、ユリウスの隣は自分がふさわしいと思っている。パルニラ伯爵家は社交界で力を持ち始めており、第一王子からも警戒されている為セラフィーナに対してユリウスが優しいのはあくまで社交辞令である。

ヤルモ・パルニラ

 パルニラ伯爵家の長男でセラフィーナの兄。ユリウスとは名門パブリックスクールで同期だった。 セラフィーナ同様美しい容姿を持ち、兄妹が並ぶとかなり華やかになる。偶然エルサと出会ってからユリウスがいない所で度々出現し、意味深な発言をしていく。ユリウスやエルサの近況を部下に報告させるなどして動向を探っており、怪しげな一面も。。。

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